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新年度に伴う盛んな県外移動、知事「一番の感染ルートだ」

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 秋田県内の新型コロナウイルス感染者数は、4月に月別で最多の142人(27日時点)と急増した。その要因が新年度に伴う県外との往来とクラスター(感染集団)の発生だ。県への取材などではうち約20人が数週間以内に県外に行った経歴があったり、その接触者だったりしたことが判明。県は大型連休期間中の県境をまたいだ移動をいかに抑制するかが感染を抑え込むカギとみている。

「盛んな往来影響」

 県保健・疾病対策課によると、県内の感染者数は27日時点で延べ425人。このうち4月に発表された感染者数は3割超を占める。同課は「進学や就職、人事異動などに伴う引っ越しや地元への帰省など、県外との行き来が盛んになったことが影響した」と分析。帰省などが多かった年末年始にも感染者が増加しており、今年1月の感染者数は今月に次ぐ121人だった。

 県などによると、4月の感染者のうち、少なくとも23人が首都圏を含む県外に行った履歴がある人や県外居住の来県者、あるいはこれらの人と接触がある人だった。「本人の強い希望」として県が行動歴の公表を控えている事例や、保健所の調査に協力が得られない事例も複数あり、実際にはさらに多い可能性もある。佐竹知事は23日の臨時記者会見で「県外移動が一番(感染に)つながっているルートだ」と指摘した。

 また、クラスターの相次ぐ発生も感染者数を押し上げた。県によると、今月確認されたクラスターは大仙保健所管内の団体(13人)、秋田市の高齢者施設(8人)、同市の高校(14人)の3件(23日時点)で、計35人の感染が確認された。

引き上げ「目安」に

 感染者の急増に伴い、直近1週間(19~25日)の新規感染者数は47人に上り、県が独自に設定する5段階の警戒レベルを上から2番目の「4」に引き上げる目安(25~49人)に達した。ただ、県は感染患者向けの病床使用率が13・9%(27日時点)とゆとりがあることから、現時点では引き上げは必要ないとの見方を続けている。

 佐竹知事は「(軽症のため)すぐ退院する人が多く、ベッド(病床)は全然減っていない。場合によっては増やすような調整もできる」と指摘。県民の県内旅行代金の一部を助成するキャンペーンやプレミアム付き宿泊券などで、大型連休は県民には県内観光を積極的に推奨している。

 県幹部は「県外移動を制限できれば、感染は抑え込めるとみている」と説明するが、重症者が増えて病床が逼迫ひっぱくする事態になれば引き上げも視野に入ってくるとしている。

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2017231 0 社会 2021/04/28 13:35:00 2021/04/28 14:40:10 2021/04/28 14:40:10 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210428-OYT1I50036-T.jpg?type=thumbnail

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