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防衛省は1日、日本最西端の沖縄県・与那国島と台湾の間を北に向けて航行する中国海軍の「ジャンカイ2級」フリゲート艦1隻を確認したと発表した。日本の領海への侵入はなかった。同省が、この海域で中国軍艦艇の航行を発表するのは初めて。

統合幕僚監部によると、フリゲート艦は4月30日午前1時頃、同県・宮古島の北北東約150キロ・メートルの海域を航行し、その後、沖縄本島と宮古島間を南下して太平洋に出た。5月1日になって与那国島と台湾の間を通過し、東シナ海へ戻ったという。この間、海上自衛隊のP1哨戒機や護衛艦などが監視を続けた。
台湾周辺では、中国軍が軍事演習を活発化させるなど緊張が高まっており、同省は航行の目的を分析している。