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バス改装し「接種会場」、予約事務運営も…苦境の観光業界が一役

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 新型コロナウイルスのワクチン接種が、5月中旬から本格化する。高齢者約3600万人が7月中に打ち終えるのが当面の目標で、急ピッチで準備が進む。その一翼を担うのは苦境に立つ観光業界。会場にするバスを用意したり、予約を受けるコールセンターを運営したりする業者もある。

■車内改装

ワクチンを接種できるよう改装されたアイビーエスのバス(4月22日、東京都内で)=横山就平撮影
ワクチンを接種できるよう改装されたアイビーエスのバス(4月22日、東京都内で)=横山就平撮影

 「車内を改装すれば、高齢者の多い過疎地などを巡る『動く接種会場』になります」。バス会社「アイビーエス」(東京都港区)の総務人事部課長、中山紀之さん(45)は、こう説明した。

 準備しているのは、車いすで乗車できる車両など。前方の座席で問診票に記入し、スペースがある中央部でワクチンを打った後、後部に移動し、気分が悪くなれば横になることもできる。各座席には、飛沫ひまつ防止のアクリル板も取り付けた。

 同社は約40台のバスを所有するが、旅行需要が激減し、今年1~2月の売り上げは前年比で9割減った。今春に予定されていた遠足や修学旅行も、中止や延期が相次いだ。

 2月以降、関東地方の複数の自治体から、バスの利用料などの問い合わせを受ける。交通の便が悪い地域が多い。中山さんは「維持費や車庫代がかさむので、バスを稼働させたい。ワクチンの供給が増えれば、出番が来るはず」と期待する。

 バスを使ったワクチン接種は、米国やフランスで始まっている。国も利用者が減っているバスを会場として活用するため、必要な手続きを簡素化。同社以外にも、都内や千葉県の会社がバスを改装し、自治体に利用を促している。

■宴会場で

 神奈川県平塚市の「グランドホテル神奈中 平塚」では5月22、23日、二つの宴会場が集団接種の会場となる。約100人が着席できる大宴会場(約260平方メートル)は仕切りで分けられるため、接種場所のほか、待機スペースも確保できる。

 市健康課の磯部達男課長(53)は「駅近くの便利な場所にあるホテルなので、住民のワクチン接種が進むのではないか」と話した。

 旅行会社が、接種の受け付け業務を受託するケースも。大手の日本旅行(東京都中央区)は全国約140の自治体から、ワクチンに関わるコールセンターや予約システムの管理運営などを引き受ける。

 業務に当たるのは、低迷する海外旅行や訪日観光の担当者ら。同社の広報担当、宇野大悟さん(39)は「気軽に観光に行けるような世の中を取り戻すため、少しでも貢献したい」と強調する。

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2025448 0 社会 2021/05/01 22:29:00 2021/05/01 22:29:00 2021/05/01 22:29:00 車内でワクチンを接種できるように改装されたバス(22日、東京都葛飾区で)=横山就平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210501-OYT1I50113-T.jpg?type=thumbnail

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