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深夜のPAにバイク集結、空ぶかし・吸い殻散乱…住民「眠れない時もある」

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 福岡県糸島市の二丈パーキング周辺の住民が、バイクの騒音に悩まされている。夜間に多くのバイクが集まり、空ぶかしをしたり騒いだりしているためだ。住民は夜間の閉鎖を求めるが、管理する国は「長距離トラック運転手の休憩場所がなくなる」と否定的で、双方の主張は平行線をたどっている。(大久保和哉)

夜間に多くのバイクが集まるようになった二丈パーキング
夜間に多くのバイクが集まるようになった二丈パーキング

 パーキングの近くに住む女性(34)は昨夏、首都圏から同市の実家にUターンした。海が近く、静かな環境での子育てをイメージしていたが、引っ越して間もなく夜間にバイクの騒音が聞こえてくるようになった。「眠れない時もあるし、本当につらい」と頭を抱える。

 週末には40台ほどが集まり、騒音は午前2時頃まで続くことも。女性の母親(60歳代)は不眠症を訴え、帯状疱疹ほうしんの症状が出るようになった。翌朝には、たばこの吸い殻や空き缶が散乱していることもあるという。

 糸島署によると、同署へのバイクの騒音に関する通報は今年1~3月で43件あり、県内35署で最多。前年同期比で倍増しており、通報の9割が二丈パーキングの周辺からだった。警察が取り締まりを行っても、すぐに多くのバイクが集まるのが現状で、同署は「いたちごっこが続いている」と話す。

 バイクの集団は交通量が少ない道路を一緒に走り、一か所に集まってエンジンを空ぶかししたり騒いだりすることが多い。国道202号に面し、約1350平方メートルのスペースがある同パーキングは「適地」とみられ、福岡市だけでなく佐賀県側からも集まってくるという。

 また、同市や糸島市では、それまでバイクの騒音被害が多かった場所で夜間通行規制や閉鎖などが行われており、同署幹部は「行き場を失ったバイクが集まるようになった」とみる。

 地元の福吉校区振興協議会は昨年11月、パーキングの夜間閉鎖を求める要望書を国土交通省・福岡国道事務所に提出した。しかし、同事務所はこれを受け入れていない。元々は長距離ドライバーの休憩所として設置されており、閉鎖すると当初の目的から外れてしまうためだ。

 これに対し、同協議会長の男性(70)は、国道と並行する二丈浜玉道路(国道202号バイパス)が2013年に無料化されたことを挙げ、「国道を走る長距離トラックは少なくなった。騒音問題は生活への影響が大きく、住民の安全安心のためにも柔軟に対応してほしい」と訴える。

 同事務所は9日までの大型連休の夜間に限り、パーキングの閉鎖を決めた。中山福徳・技術副所長は「連休中や年末年始などは極力、協力したいと考えている」と話す一方、夜間の永続的な閉鎖については「長距離ドライバーの利用は無視できず難しい」と話している。

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2029327 0 社会 2021/05/04 11:38:00 2021/05/04 19:08:34 2021/05/04 19:08:34 深夜に集まるバイクの騒音が問題化している二丈パーキング(26日午後2時45分、福岡県糸島市で)=大久保和哉撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210504-OYT1I50031-T.jpg?type=thumbnail

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