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奈良県生駒市の生駒市立病院は12日、新型コロナウイルスワクチンの個別接種で、誤って1人に生理食塩水を注射したと発表した。健康被害は出ていない。

発表によると、4月28日に病院内で高齢者39人と病院職員ら15人の男女計54人にワクチン接種した際、1人に生理食塩水を注射した。
米ファイザー製ワクチンは容器に生理食塩水を注いで薄めた後、注射器に取り分けて使用する。この作業をしていた看護師が、誤って使用後の空の容器に生理食塩水を注ぎ、注射器6本に入れたという。直後に間違いに気づき、この6本を取り除いたつもりだったが、1本残したままだった。
予定した接種が終わった後に注射器が1本余り、ミスが判明した。54人の誰に打ったかはわからず、2回目の接種の際に全員に抗体検査を行って特定する予定。