JR東海は20日、東海道新幹線の男性運転士(36)が走行中に3分22秒にわたって運転席を離れ、トイレへ行っていたと発表した。代わりに車掌が運転室に入っており、同社は2人を処分する方針。
JR東海 同社によると、静岡県内の熱海―三島間を走行中の東京発新大阪行き「ひかり633号」で16日朝、腹痛を感じた運転士が車掌を呼んで入れ替わり、客車にあるトイレへ行った。時速130~150キロで走行しており、約160人の乗客がいた。車掌は運転士の免許を持っていなかった。
JR東海は、運転士が体調不良になった場合、指令所の指示を受けると定めており、「全乗務員にルールを徹底し再発防止に努める」としている。