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羽生結弦選手が2度訪れた「諭鶴羽神社」の森を守れ…ファンら計535万円寄付

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 諭鶴羽ゆづるは神社(兵庫県南あわじ市)が、敷地内の県天然記念物「アカガシ群落」をナラ枯れの被害から守ろうと、今月、寄付を呼びかけたところ、2週間ほどで500万円以上が集まった。神社は、名前が似ている縁で、フィギュアスケートの羽生結弦ゆづる選手(26)が訪れたことで知られ、多くのファンから善意が寄せられた。神社は「これで森を守れる」と感謝している。(山口博康)

全国からの寄付などを紹介する奥本宮司(南あわじ市で)=画像を一部加工しています
全国からの寄付などを紹介する奥本宮司(南あわじ市で)=画像を一部加工しています
カシナガが飛び立たないよう幹に巻かれた粘着シート(南あわじ市で)
カシナガが飛び立たないよう幹に巻かれた粘着シート(南あわじ市で)
羽生選手のファンからの手紙
羽生選手のファンからの手紙

 諭鶴羽神社は、淡路島最高峰の諭鶴羽山(608メートル)の山頂付近にあり、樹齢300年を超えるアカガシなどが豊かな森を形成する。羽生選手はソチ五輪翌年の2015年、平昌ピョンチャン五輪前年の17年の2度、神社を訪れ、ファンの聖地になっている。

 ナラ枯れは、カシノナガキクイムシ(通称・カシナガ)が媒介する「ナラ菌」が原因でナラやカシなどの樹木が枯死する病気。昨年12月、森を散策していたファンが被害に気づいた。樹木医の調査で、380本のアカガシなどのうち、84本の被害を確認。苦境を知った別のファンから寄付の申し出があり、5月3日に神社のホームページに口座や住所を掲載すると、17日までに813件、計約535万円が集まった。国内だけでなく、羽生選手が練習拠点を置くカナダからの支援もあった。

 奥本憲治宮司(59)によると、手紙を添えた現金書留や、羽生選手の誕生日の12月7日にちなんだ「1207円」などの振り込みもあり、8割以上がファンからの寄付とみられるという。

 神社は5月19日から対策作業に着手。被害が出た木にはカシナガを捕らえる粘着シートを、健康な木には侵入を防ぐためのネットを巻くことで、5年ほどで収束する見通しという。発見が早かったこともあり、カシナガが拡散する前に間に合った。

 対策には地域住民や登山者らも協力。県と南あわじ市も一部を助成した。奥本宮司は「多くの人に愛されている森だと実感した。羽生選手には『あなたが来てくれたおかげで森が救われた』と伝えたい」と感謝している。

 5年分の対策費をまかなえる見通しで、寄付金が余れば、参拝者のための手すりやベンチなどの整備にも活用するという。問い合わせは奥本宮司(090・3990・5334)へ。

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使い方
2072908 0 社会 2021/05/23 22:26:00 2021/05/23 22:49:04 2021/05/23 22:49:04 全国から寄せられた寄付や手紙を紹介する奥本宮司(南あわじ市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210523-OYT1I50013-T.jpg?type=thumbnail

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