東海道新幹線の男性運転士が走行中に運転席を離れてトイレへ行った問題で、赤羽国土交通相は25日の閣議後会見で、「(JR東海の)検証結果を踏まえ、国交省として行政処分の規定に照らして対応する」と述べ、運転士への行政処分を検討する考えを示した。
赤羽氏は、JR東海の社内規定で、運転士が心身の異常を自覚した場合、指令への連絡が定められていることを指摘し、「対応が適切に行われず、重大な規律違反だ」と話した。
JR東海の看板 JR東海には再発防止策の検討を指示しており、今後、JR東日本やJR西日本などにも危機管理のあり方について検討を求める考えを示した。