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顧客から巨匠の版画回収、鑑定したら6割偽作…片岡球子の版画は8割偽物

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 日本画の巨匠・平山郁夫らの絵画を基にした版画の偽作が大量に流通した事件で、版画商らでつくる調査委員会は31日、民間の専門機関「東美鑑定評価機構」(東京)が鑑定した版画201点のうち120点(60%)が偽作と確認されたと発表した。調査委は「いずれも大阪府の画商が関与した偽作と共通の明確な特徴が確認できた」とした。

 鑑定の対象となったのは、大阪府の画商男性(52)が偽作を認めている平山郁夫、東山魁夷かいい、片岡球子の計10作品。全国の百貨店などが顧客から回収し、東美鑑定評価機構が今年3月から鑑定を進めていた。

 調査委によると、偽作が最も多かったのは片岡球子の版画で、5作品106点のうち86点(81%)が偽物だった。中でも、富士山と麓に咲く桜を描いた「桜咲く富士」は24点のうち22点(92%)が偽作だった。

 平山郁夫の版画は2作品52点のうち21点(40%)、東山魁夷の版画は3作品43点のうち13点(30%)がそれぞれ偽作と判断された。

 偽版画は紙質や作家のサインが本物と異なることが判明しているが、大阪府の画商が関与した偽作の特徴について、調査委は具体的には明らかにしなかった。

 調査委は、偽作の再流通を防ぐため、鑑定を終えた版画に真偽を示す特殊なシールを貼り、百貨店などに返却した。今後も、対象の10作品については依頼があれば鑑定を行う方針で、既に追加で数十点の鑑定を進めているという。

 警視庁は昨年12月に関係先を捜索し、著作権法違反容疑で捜査している。調査委の青木康彦委員長は31日、「これほど多くの偽作が判明し、誠に遺憾」と話した。

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2091330 0 社会 2021/06/01 01:51:00 2021/06/01 01:51:00 2021/06/01 01:51:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210531-OYT1I50112-T.jpg?type=thumbnail

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