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変異ウイルスの感染防止対策として専門家が推奨するのが不織布マスクだ。
理化学研究所や神戸大などのチームがスーパーコンピューター「富岳」で分析した結果、飛沫を防ぐ効果は医療用のN95マスクを100%とした場合、ウレタン製は30%程度にとどまった一方、不織布は70~80%の効果が確認された。

ただ、マスクだけでは感染を防ぐことはできない。米疾病対策センター(CDC)は「マスクは距離の確保の代替にはならない」とし、距離をとった上でマスクをつけるべきだと指摘している。
東京医科大学病院渡航者医療センターの浜田篤郎特任教授は「不織布のマスクを着け、人との接触の機会を減らし、換気を徹底する基本的な対策を丁寧に行うことが大切だ。屋外の飲食でもクラスターが起きており、3密がそろわなくても一つの密で感染の恐れがあることを強く意識すべきだ」と指摘する。