「地球最悪の侵略的植物」淡路島で畑に広がる…駆除作業実らず「もはや住民だけでは防げない」

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 「地球上で最悪の侵略的植物」とも呼ばれ、兵庫県洲本市のため池で確認された特定外来生物の水草ナガエツルノゲイトウが、周囲の畑などに広がっているのが見つかった。農地での確認は県内初といい、駆除などで支援してきた市民グループは「もはや住民だけでは防げない。県や市が早急に対応しなければ、急拡大する」と危機感を募らせる。(山口博康)

ナガエツルノゲイトウに覆われた本田池で、取水口からの流出を防ぐネットを張り直す市民団体のメンバー
ナガエツルノゲイトウに覆われた本田池で、取水口からの流出を防ぐネットを張り直す市民団体のメンバー

 繁殖しているのは洲本市五色町都志米山の本田ほんでん池で、4月の段階で水面の6割ほどを覆っていた。管理する農家の人らは、河川やため池の保全を進める市民グループ「兵庫・水辺ネットワーク」(神戸市)の支援を受け、駆除に着手。池の底の一角を遮光シートで覆い、枯死させる手法を取った。

 対処した箇所では順調に腐敗が進んだが、泥中に発生したガスでシートが膨らみ、継ぎ目が剥がれた。今月に入り、水辺ネットのメンバーが修復作業に駆け付けてみると、周辺の草むらや畑にも多数生えているのが見つかったという。

 乾燥や塩分に強く、水陸を問わず、茎や根の一部からでも増殖するため、堤の草刈りで飛散したり、農機具や長靴などに付いたりして広がった可能性がある。半径50メートルほどの範囲だけでも、数十か所に及んだ。

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