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広島県庄原市の国道で2月、無免許で飲酒運転し、高齢夫婦を死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許危険運転致死)などに問われた三次市の少年(18)の初公判が9日、広島地裁(日野浩一郎裁判長)であった。少年は「誤りはありません」と起訴事実を認めた。検察側は、少年が当日、缶チューハイなど6本と水割り2杯を飲み、事故直前にも飲酒しながら運転していたことを指摘した。

起訴状などによると、少年は2月7日午後4時頃、庄原市の国道183号で、酒を飲んだ状態で車検切れの乗用車を運転し、対向してきた軽乗用車に衝突。乗っていた同市の岡田和歌子さん(80)と夫重紀さん(85)を死なせたとされる。
検察側の冒頭陳述によると、少年は7日、寝起きに350ミリ・リットル入り缶チューハイを飲んだ後、母親(52)と店でウイスキーなどを購入。約4時間にわたって水割りなどを飲んだという。
少年はその後、友人を乗せ、高速道路などを走行。頭がふらつき、足がもつれていることを認識しながら、友人が申し出た交代を断った上、途中で購入していた缶ビールを飲みながら運転を続けたという。
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