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【独自】カタールの銀行発行プリカ、残高ゼロでも買い物可能…国内で3億円被害

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容疑のスリランカ人 相次ぎ逮捕

 中東・カタールの銀行が発行したプリペイドカード(プリカ)を悪用し、商品をだまし取る詐欺事件が日本国内で相次ぎ、約3億円の被害が確認されていることが捜査関係者への取材でわかった。決済端末の設定によっては入金残高ゼロでも買い物が可能で、警視庁などが捜査を進めている。

◆分割購入40回

 「貴金属をグラム単位で購入したい」。今年2月、札幌市の質店を訪れた男3人組は、こう言ってカードを差し出した。

 男性店長は「おかしな客だった」と振り返るが、表面にICチップや国際ブランドのロゴがあり、決済端末に通しても異常がなかったため、金のネックレスや指輪など計5点を販売した。代金計約56万円は1万数千円ずつに分割し、計約40回、端末にカードを通した。

 数日後、店に決済代行会社から「残高のないプリカが使われた」と連絡があった。通報を受けた北海道警は、千葉県と栃木県に住むスリランカ国籍の20~30歳代の3人を札幌市のビジネスホテルで発見し、詐欺容疑で逮捕。札幌地検がこのうち2人を起訴した。

 男らは道内をレンタカーで回っており、道警は、同じプリカで複数の店から貴金属やブランド服、釣り具など計約200万円相当の商品を詐取したとみている。

◆季節労働者

 プリカの発行元はカタールの銀行で、同じ手口の詐欺は2019年頃から日本国内で確認されている。これまで30枚以上が使われ、昨年5月以降だけで、被害が計約3億円に上っている。

 警視庁は、東京都内の家電販売店で商品(計約145万円相当)を不正購入したなどとして、容疑者2人を詐欺容疑などで逮捕。愛知県警などが摘発した事件を含め、スリランカ人の男女11人が逮捕されている。

 互いの関係性は不明だが、プリカの大半は、カタールで季節労働をしていた別のスリランカ人が以前使っていたものだった。カタールの企業は、銀行口座を持たない外国人労働者に対し、プリカに入金する形で給料を支払うことが多いという。警視庁は、カタールでの出稼ぎを終えて帰国したスリランカ人のプリカが、詐欺グループに渡ったとみて調べている。

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2117719 0 社会 2021/06/11 15:00:00 2021/06/11 15:34:09 2021/06/11 15:34:09 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210611-OYT1I50056-T.jpg?type=thumbnail

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