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新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種がスタートして、12日で2か月となる。読売新聞が東京23区と道府県庁所在市、政令市の計74自治体に1回目の接種率(11日時点)を調査したところ、19自治体で40%以上にのぼっていることが分かった。全国で最も高いのは東京都中央区で70・9%に達している一方、15自治体は20%に届いていないなど、差も出ている。

65歳以上の高齢者約3600万人が対象のワクチン接種は4月12日に始まった。接種者数は国の「ワクチン接種記録システム」(VRS)への登録によって積み上げられており、政府集計によると、国内全体の高齢者の1回目ワクチン接種回数は、今月10日時点で1000万回を超え、接種率は29%となっている。

読売新聞の調査では、70%超の東京都中央区(接種対象者約2万5000人)に続き、50%台が堺市など4自治体、40%台は山口市など14自治体に上った。
中央区では2月以降、地元医師会などに協力を求めて「打ち手」を確保し、5月2日から集団接種を開始。接種率が高い他の自治体でも初動の早さが目立った。
高齢者接種を巡っては、政府は7月末までに接種完了を目指している。