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【独自】化学兵器文献 露が依頼…不正入手容疑者供述 「30年で15人接触」

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 在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的で軍事技術などに関する文献を不正に入手したとして、神奈川県警に逮捕された元調査会社経営の無職宮坂和雄容疑者(70)が「30年ほどの間に約15人のロシア人に接触した」と供述していることが分かった。米国の宇宙開発関連の情報のほか、1995年の地下鉄サリン事件後には、生物化学兵器に関する文献の提供を求められたと説明している。

 捜査関係者によると、今回の事件で提供を依頼したとされる40歳代職員は県警の出頭要請に応じず、12日午前8時過ぎ、羽田空港からモスクワ行きの便で出国した。

 在日ロシア大使館は「日本警察による情報に当惑している。通商代表部職員に理不尽な非難がなされた」などのメッセージをフェイスブックに掲載した。

 県警は出国した職員が2008年頃~11年、19年5月以降の2度にわたって代表部職員の肩書で入国、滞在していたことを確認。貿易経済関係の発展に従事するとの名目だったが、実際には諜報ちょうほう部門のスパイだったとの見方を強めている。

 宮坂容疑者は逮捕後の調べに対し、すれ違う瞬間に手渡す「フラッシュコンタクト」と呼ばれる手法で、職員に文献を渡したと供述。過去には、ロシア側から、米国の民間企業が開発する小型宇宙船「ドリームチェイサー」や、米空軍が開発に携わる無人宇宙船「X37B」に関する文献の提供を依頼されたという。

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2120668 1 社会 2021/06/13 05:00:00 2021/06/13 05:00:00 2021/06/13 05:00:00

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