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接種券求め役所に数百人の列、大規模会場で「キャンセル待ちしてでも打ちたい」

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 新型コロナウイルスのワクチンを巡り、自衛隊による大規模接種の対象が18歳以上に拡大された17日、都内の自治体では大規模接種会場での接種希望者に、接種券を前倒しして発行する動きが相次いだ。予約枠はすでに埋まっているが「キャンセル待ちしてでも接種したい」とワクチンを望む声が上がっていた。

目黒区役所の窓口では接種券臨時発行申請書が用意され、訪れた希望者にその場で印刷した接種券が手渡されていた(17日)
目黒区役所の窓口では接種券臨時発行申請書が用意され、訪れた希望者にその場で印刷した接種券が手渡されていた(17日)

 目黒区役所の総合庁舎では17日、自衛隊による大規模会場での接種を希望する500人以上の区民が次々と訪れ、行列を作っていた。この日から発行が始まった接種券を受け取るためだ。

 区では25日以降、12~64歳の区民約20万人へ順次接種券を発送する予定だが、自治体発行の接種券が必要な自衛隊による大規模接種の予約対象が拡大されたことを受け、急きょ接種券の臨時発行を決めたという。

 申請に基づき、接種券はその場で印刷。職員は区民に手渡しながら、25日以降に郵送される接種券は使用しないように伝えていた。

接種券を求め、行列を作る府中市民(17日、府中市保健センターで)
接種券を求め、行列を作る府中市民(17日、府中市保健センターで)

 接種券を受け取った女性(52)は区外の行政機関の窓口で働いており、「業務で色々な人と対面するし、通勤もしなければいけない」と不安を漏らす。大規模会場の予約枠はすでに埋まっているが「キャンセル待ちになるが、少しでも早く接種したい」と話した。

 文京区も18日から、区内に臨時窓口を設けて接種券を即日発行する。

 区では18日、60~64歳に接種券を発送し、12~59歳には7月1日までに順次送る予定となっているが、大規模接種の予約対象が拡大されたことを受け、区には「接種券を早くほしい」との声が寄せられていたという。

 府中市は16、17の両日、接種券の先行発行を行った。16日は約1700枚の接種券を発行し、17日も最大約400人の行列ができるなど終日混雑し、発行枚数は約2030枚に上ったという。

 一方、12~64歳の約16万9000人の接種券を30日に一括郵送する予定の渋谷区では自衛隊の大規模会場で接種を希望する区民向けに接種券を事前に渡す対応はしない。

 区では7月以降、都と連携して大規模接種会場を区内に設置する予定で「区内にも接種会場は90か所以上ある。国からの供給も増えており、区の態勢を万全にしていきたい」としている。

持参せず来場相次ぐ、自衛隊会場「受け取ってから来て」

 防衛省によると、自衛隊の大規模接種会場には17日、接種券を持たずに訪れる人が相次ぎ、混乱が見られたという。接種券番号が分かれば予約ができる仕組みのため、接種券が手元にないまま番号を自治体に問い合わせ、予約を急いだ人がいたためとみられる。

 ただ、接種券がないと身元確認など事務作業が煩雑になり、接種できない場合があるという。同省は「接種券番号さえ分かれば接種できるとの誤解が広がっている。円滑な接種を行うためにも、自治体から接種券を受け取った段階で来場するようにしてほしい」と呼びかけている。

 東京会場の予約は17日午後5時現在、27日までの枠が全て埋まっている状況。ただ、予約の取り消しは随時受け付けており、前日までにキャンセルが生じた場合は新たに申し込みができる。

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2136883 0 社会 2021/06/18 20:03:00 2021/06/18 20:43:23 2021/06/18 20:43:23 接種券を求め、行列を作る府中市民(17日、府中市保健センターで) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210617-OYT1I50154-T.jpg?type=thumbnail

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