女性を階段から投げ落として殺害か…2人目の殺人事件に発展

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 千葉県船橋市で4月、会社役員渡辺和彦さん(当時65歳)が自宅で焼死し、元親族の無職一倉大悟容疑者(30)が、殺人と現住建造物等放火などの容疑で逮捕された事件は、2人目の殺人事件に発展した。県警は25日、この事件の前に渡辺さんの元妻で伯母に当たる女性を殺害したとして、一倉容疑者と、一倉容疑者の母親で女性の妹、無職姫野富士子容疑者(60)を殺人と住居侵入の容疑で再逮捕した。県警は、一連の事件に至った経緯や動機の解明を進めている。

千葉県警察本部
千葉県警察本部

 発表によると、2人は共謀し、4月20~23日頃、市川市内の姫野容疑者宅の同じ敷地内に立つ2階建て民家で、この家に住む姫野旬子さん(当時64歳)を階段上から投げ落とし、殺害した疑い。司法解剖の結果、遺体の頭部や体には、転落によって負ったとみられる傷があったという。

 死亡している旬子さんが見つかったのは、4月23日。姫野容疑者が同日午前11時頃、「姉が階段下で横たわり、体が冷たく呼吸がない」と119番した。消防隊員や警察官らが現場に駆け付けた際、姫野容疑者は、犯行や一倉容疑者については説明しなかったという。

 一倉容疑者はこの事件の2日後の4月25日未明、市川市内で姫野容疑者を殴ってけがをさせたとして、傷害容疑などで緊急逮捕された。この直後、一倉容疑者は渡辺さん宅に向かい、室内に火をつけて殺害したとして、殺人と現住建造物等放火などの容疑で今月4日に再逮捕された。姫野容疑者は同日、元親族のクレジットカードを不正に使ったとして詐欺容疑などで逮捕されていた。

 その後の調べの中で、2人はいずれも、旬子さんの死亡に関与した旨を供述したため、県警は今回の再逮捕に踏み切った。姫野容疑者と旬子さんは昨年、市川署に別々に相談しており、県警は、2人のトラブルの内容を含め、詳しい経緯を調べている。

ピアノ教室 評判の先生

 旬子さんと姫野容疑者の姉妹を知る近隣住民からは、驚きの声が上がった。

 事件当時、旬子さんは母屋に一人暮らしで、敷地内にある離れに姫野容疑者が暮らしていた。

 旬子さんは30年ほど前、自宅でピアノ教室を開講し、地元の子どもたちが通っていたという。息子が教室でピアノを習っていたという近所に住む男性(89)は「評判の先生だった。姉妹で暮らし、幸せそうに見えた。どうしてこんなことになったのか……」と声を詰まらせた。

 事件直前に姫野容疑者と話したという、知人の女性(63)は「思い詰めたようには見えず、まさかという気持ち。まったく信じられない」と声を震わせた。

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