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シャインマスカット苗木、フリマサイトに無許可出品…書類送検の男「小遣い稼ぎだった」

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 高級ブドウ「シャインマスカット」の苗木を許可を得ず販売目的で保管したなどとして、警視庁は28日、愛媛県西条市の会社員の男(34)を種苗法違反(育成者権の侵害)容疑で東京地検に書類送検した。昨年6月以降、フリーマーケットサイトを通じて複数品種の苗木を無許可で販売していたという。

押収されたシャインマスカットの苗木(28日、警視庁麹町署で)
押収されたシャインマスカットの苗木(28日、警視庁麹町署で)

 発表によると、男は4~5月、国立研究開発法人「農研機構」(茨城県つくば市)が品種登録しているシャインマスカットの苗木4本を自宅近くの農地で許可を得ずに販売目的で保管したほか、フリマサイトに無許可で出品し、同機構の育成者権を侵害した疑い。調べに対し、「小遣い稼ぎだった。違法とは知らなかった」と供述している。

 サイト上に苗木が出品されているのを警視庁がサイバーパトロールで発見し、5月に男の関係先を捜索。押収した苗木をDNA鑑定し、シャインマスカットと確認した。男は昨年6月、ブランドイチゴ「天使のいちご」の苗も無断で販売していたという。

 種苗法は、育成者の権利保護のため、営利目的での無許可の栽培や販売などを禁じている。男は家庭菜園用の苗木をホームセンターで購入し、自家栽培で増やして販売していたという。

 シャインマスカットを含むブランド農作物を巡っては近年、種や苗木の海外流出が問題化し、今年4月に国外への不正持ち出しなどを禁じる改正種苗法が施行された。農林水産省によると、6月22日時点でシャインマスカットや北海道のブランド米「ゆめぴりか」、福岡県のイチゴ「あまおう」、愛媛県のミカン「紅まどんな」など計約2300品種が海外への持ち出し禁止対象となっている。

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2161066 0 社会 2021/06/28 11:45:00 2021/06/28 12:28:22 2021/06/28 12:28:22 警視庁が男から押収したシャインマスカットの苗(28日午前9時10分、東京都千代田区で)=大井雅之撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210628-OYT1I50042-T.jpg?type=thumbnail

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