「補助金なし」「お客様扱いなし」島への移住希望者には食材・医療など紹介、観光地は見せず

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 若い世代の人口を増やして地域の活性化につなげようと、山口県周防大島町が独自の定住促進事業に取り組んでいる。奨励金などを出して移住者を呼び込む自治体は全国各地にあるが、町は「補助金は出さない」「お客様扱いしない」というスタンスを貫き、地道に交流から定住につなげる取り組みに力を入れている。(横峯昂)

ゲストハウスをオープンさせた浅野さん夫婦(山口県周防大島町日見で)
ゲストハウスをオープンさせた浅野さん夫婦(山口県周防大島町日見で)

 「この はり が気に入ったんですよ」。2019年に神戸市から移住し、今月、古民家を自ら改修したゲストハウス「 奈々々萌なななもえ 」をオープンさせた浅野則孝さん(60)、純子さん(58)夫婦は笑顔を見せた。

 田舎暮らしにあこがれを持っていた浅野さん夫婦が移り住むきっかけになったのは、14年に町が企画した体験ツアーだった。たまたま島の風景写真を目にして興味を持ち、参加した。

 観光名所は一切巡らず、スーパーで食材の種類や物価を見て回ったり、地域医療の実情を教わったりするツアー。住民や、先に移住した人から暮らしぶりや仕事ぶりを聞く時間も設けられていた。

 純子さんは「島のありのままの姿が見え、移住後の生活がイメージできた」といい、則孝さんは「これから移住を考えている人に対し、次は自分たちが先輩として経験を伝え、相談に乗りたい」と話していた。

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2164161 0 社会 2021/06/29 11:48:00 2021/06/29 13:20:44 2021/06/29 13:20:44 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210628-OYT1I50053-T.jpg?type=thumbnail

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