1500人態勢で捜索続く…無事確認進むも、別荘利用者多く把握は難航

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 静岡県熱海市で起きた大規模な土石流で、市は5日、女性1人が搬送先の病院で死亡したと発表した。今回の土石流に関連する死者は計3人となる。また、所在不明としていた住民147人のうち、34人の無事を同日朝までに確認したことも明らかにした。発生から3日目となる現場は、広く土砂で埋まっており、自衛隊や警察などが約1500人態勢で捜索活動を続けている。

熱海土石流、土地売却後も前所有者が土砂搬入…市側「記録ある」と答弁
土石流に襲われた地区で行方不明者の捜索を行う警察官や自衛隊員ら(5日午前、静岡県熱海市で)=関口寛人撮影
土石流に襲われた地区で行方不明者の捜索を行う警察官や自衛隊員ら(5日午前、静岡県熱海市で)=関口寛人撮影

 市によると、女性は3日に土石流が発生した 逢初あいぞめ 川の上流付近にある自宅から、4日に救出された。搬送先の病院で重症と診断されたが、同日午後1時45分に死亡が確認された。

 また、土石流の被害に遭った127世帯215人について、市が避難者名簿を精査した結果、所在不明なのは5日朝時点で113人となった。被災地域は別荘利用者が多く、居住実態が把握しにくいとして、静岡県が住民や住宅所有者に対し、安否情報を自治会などに連絡するよう呼びかけている。

 また、同日早朝、記者会見した斉藤栄市長は所在不明者の氏名について「公表して情報を集めることができないか、検討している」と述べた。

 自衛隊や消防、警察による捜索は、5日午前6時過ぎに再開。被害の大きかった逢初川上流付近を重点的に調べている。警察官らが現場で土砂をかきわけ、生存者がいないかどうか、被災住宅を確認していた。

 気象庁によると、停滞する梅雨前線の影響で、熱海市付近では6日にかけて断続的に雨が降り、雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降ると予想される地点もある。

 これまでの雨で地盤が緩んでいる地域も多く、弱い雨でも土砂災害に厳重な警戒が必要だという。

 同市付近では5日以降、最高気温が30度前後の日が続くと予想されている。市は5日、気象庁などによる大雨警報と土砂災害警戒情報が続いていることを踏まえ、市内の小中学校計11校を一斉休校とした。

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