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豪雨で流出の墓石、引き渡し難航…持ち主不明・不在で

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 2018年7月の西日本豪雨で多大な被害を受けた高知県宿毛市は、土砂崩れのため墓地から流出した墓石や石材の持ち主を捜している。同市萩原の高台にある「城山墓地」から流された、文字が刻まれた石材などで、所有者への引き渡しを行っているが、古い墓石が多いうえ宿毛に家族が残っていない場合もあるとみられ、引き渡しは難航している。(広浜隆志)

回収され、駐車場に並べられた墓石(宿毛市で)
回収され、駐車場に並べられた墓石(宿毛市で)

 城山墓地は市役所の北西の高台にある。名前の通り、戦国時代、幡多地域を支配していた戦国大名・土佐中村一條氏の家臣、蔵橋 伯耆守ほうきのかみ の居城「蔵橋城」があったが、1575年(天正3年)、長宗我部元親に攻められ落城した。その後、江戸時代には、墓地として利用されるようになったという。

 土砂崩れは同墓地を含む斜面約2700平方メートルで発生した。巻き込まれた墓石のうち、約100基は回収。だが、崩落の恐れがある斜面に取り残されたり、土砂に埋もれたままだったりする墓石も多いとみられ、実際にどれくらいの墓石が流されたのかはわからない。

 回収された墓石は、現場近くの市職員用の駐車場に並べて保管。平成6年(1994年)1月に行年88歳で死去した女性の名が刻まれた比較的新しい墓碑もあるが、文字が読めなくなるほど古い墓石や、土砂崩れで欠けてしまったものも目立つ。

 同市は、今年3月までの予定だった引き渡し事業を来年3月末まで継続し、それでも残った石材は、業者に「墓じまい」の供養を施してもらい、引き渡す。問い合わせは市総務課(0880・63・0948)へ。

 ◆ 西日本豪雨 …2018年7月、中国、四国、九州を中心に、大規模な土砂崩れや堤防決壊などで甚大な被害をもたらした。

 宿毛市では、7日深夜から8日未明にかけて「線状降水帯」が発生して記録的な大雨に。人的被害こそ軽傷1人だったが、住家被害は全壊2棟、半壊6棟、床上浸水67棟、床下浸水427棟で、被害総額は約43億4500万円に達した。

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使い方
2189883 0 社会 2021/07/08 13:17:00 2021/07/08 14:32:52 2021/07/08 14:32:52 土砂崩れの現場から回収され、駐車場に並べられた墓石(17日午後3時44分、宿毛市で)=広浜隆志撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210705-OYT1I50146-T.jpg?type=thumbnail

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