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河井元法相側から現金受領、県議や首長ら100人全員を不起訴…東京地検

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 2019年の参院選を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反(買収、事前運動)で実刑判決(控訴中)を受けた河井克行・元法相(58)側から現金を受け取ったとして、同法違反(被買収)容疑で告発されていた広島県内の地元政治家ら計100人について、東京地検は6日、いずれも不起訴とした。

河井克行被告(中央)
河井克行被告(中央)

 克行被告に対する6月18日の東京地裁判決は、克行被告が19年3~8月、広島選挙区に出馬した妻の案里元被告(47)(有罪確定)の当選のため、県議や首長ら100人を計約2870万円で買収したと認定した。

 2019年7月の参院選を巡る大規模買収事件で、東京地検特捜部は6日、公職選挙法違反(買収など)に問われた河井克行・元法相(58)(控訴中)側から現金を受け取った地元政治家ら100人全員について、同法違反(被買収)を認定した上で、不起訴にしたと発表した。死亡した1人を除き、99人を起訴猶予とした。100人を被買収容疑で告発した市民団体は不起訴を不服として、検察審査会に審査を申し立てる方針。

 地検の発表では、100人は19年3~8月、広島選挙区に自民党公認候補として出馬した克行被告の妻・案里元被告(47)(有罪確定)を当選させるための報酬だと知りながら、河井夫妻から現金300万~5万円を受領したとしている。

 山元裕史・同地検次席検事は同日の記者会見で、「克行被告が主導的に計画・実行した事件で、河井夫妻を起訴することが重要だった」と強調。被買収側については「克行被告から現金の受領を何度も迫られるなど、受動的な立場だ」と起訴猶予の理由を説明したが、多額の現金を受領した者も不起訴としたのは異例だ。

 東京地裁は先月18日の判決で、100人を現金計約2870万円で買収したとして、克行被告に懲役3年、追徴金130万円の実刑を言い渡した。

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2183483 0 社会 2021/07/06 15:26:00 2021/07/07 05:21:22 2021/07/07 05:21:22 参院選事件公判。東京地裁に入る河井克行被告(中央)=代表撮影。参院選を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反(買収など)に問われた衆院議員の河井克行・元法相は、東京地裁の法廷で突如、議員辞職を表明した。東京都千代田区で。2021年3月23日撮影。同日夕刊「河井元法相 「妻の当選、得たかった」 無罪主張、一転」掲載。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210706-OYT1I50090-T.jpg?type=thumbnail

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