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小さな画面を長時間…若くても「スマホ老眼」に

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 石岡さんは「最近は『目が疲れた』と訴える20~30代が多くなった。スマホ普及前にはなかった」と指摘。「仕事でパソコンを使った後、休憩中にスマホを見ていたら、目が休まらない」と注意を呼びかける。

 スマホを使う姿勢は首への負担も大きい。

 成人の頭は平均で約6キロ、スイカほどの重さがある。東京脳神経センター(東京都港区)理事長の松井孝嘉さんは「スマホを見る時は約30度うつむく姿勢となり、首の後ろ側の筋肉に、直立時の3倍の負担が掛かる」と説明する。

 首の後ろには自律神経が集まっており、この筋肉がこると副交感神経の働きが低下。全身のだるさや不眠などを引き起こし、うつ病の原因となることもある。「15分スマホを使ったら、イスの背もたれに寄りかかって手で頭の重さを支え30秒間天を仰ぎ、首の後ろの筋肉を緩めて」と松井さん。

 片手で持ったスマホを操作するため、親指を動かし過ぎて手首がけんしょう炎を起こす人もいる。聖隷浜松病院(浜松市)手外科・マイクロサージャリーセンター長の大井宏之さんによると、手には筋肉と骨を結びつけるけんが通り、それを取り囲むトンネルのようなけんしょうがある。親指の使いすぎで、手首と親指側のけんとけんしょうがこすれ、炎症を起こすという。正式には「ドケルバン病」だが、最近は「スマホ指」とも言われる。

 無意識にスマホに没頭することで、健康がおびやかされることもある。意識的に休憩を挟みながら上手に付き合っていきたい。

目を閉じ休ませる

 スマホの依存を防ぎ、健康を守るためにはどうすればいいのか。とにかくスマホの画面から目を離す時間を増やすことが大切だ。

 藤田眼科(千葉県我孫子市)院長の藤田博紀さんが提唱するのが、こまめに目を閉じる「アイクロ」という方法。「アイ・クローズド」をもじって名付けた。「周囲の安全を確認したうえで、短時間でいいから目を閉じる。日常生活の中には目を閉じても差し支えない時間が意外とある」と藤田さん。

 例えば、トイレの中や電話中など特に視覚を必要としないときに、10秒間でもいいので目を閉じるようにする。涙の蒸発を防ぐほか、目を開けた後は自然とまばたきの回数が増えるため、涙の分泌が促進され、目の乾きを防ぐことができるという。

 藤田さんは「狭い室内など遠くを見て目を休めることができない場所でもできる」と話す。

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2202097 0 社会 2021/07/15 06:00:00 2021/07/15 06:00:00 2021/07/15 06:00:00 「スマホ首」の患者を診察する松井さん。「スマホを見る時の姿勢は首への負担が大きい」と話す https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210707-OYT1I50129-T.jpg?type=thumbnail

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