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「まん延防止」京都・兵庫11日解除、大阪は延長…感染再拡大へ懸念も

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 新型コロナウイルス対策で、関西3府県に適用中の「まん延防止等重点措置」が11日を期限に京都、兵庫両府県で解除される。大阪府は12日から8月22日まで延長されるが、人出は2度目の緊急事態宣言が解除され、重点措置もなかった3月の水準まで増えている。重点措置適用の判断が分かれたことで、府県をまたぐ往来が活発になり感染が再拡大する懸念もあり、専門家は注意を呼びかけている。

観光客らが行き交う清水寺周辺(10日午後、京都市東山区で)=河村道浩撮影
観光客らが行き交う清水寺周辺(10日午後、京都市東山区で)=河村道浩撮影

 スマートフォンの位置情報を基にしたソフトバンク系列のIT企業「アグープ」のデータに基づき、3府県の主要駅について今年1月以降の週末の人出を分析した。

 この間、3府県では緊急事態宣言や重点措置などの対応でおおむね足並みをそろえた対策がとられ、各府県とも人出は3度目の宣言発令直後の5月初旬が最も減少した。

 再び重点措置に移行した6月21日以降は、いずれも大幅に増加し、「第4波」の入り口の3月とほぼ同じ水準となっている。

 この間の増減比率を見ると、大阪、京都、兵庫の順に大きい。3月のピーク時の人出と、最も減少した5月初旬を比較すると、大阪メトロ梅田駅は約7割減少し、阪急京都河原町駅は約6割減、神戸市のJR三ノ宮駅は約5割減だった。

 関西圏の中心部にあり、通勤や買い物客で周辺からの流入人口が大きい大阪では、3府県一体で人出抑制を図った結果、外から訪れる人が減少し、他の地域より効果が強く表れていたとみられる。

 12日からは重点措置の対象は大阪のみに限られることになり、関西大の 高鳥毛たかとりげ 敏雄教授(公衆衛生学)は「大阪だけでは効果が限定的になる恐れがある。交流人口が多い阪神間など周辺地域でも重点措置を継続すべきだった」と指摘する。

 3府県の直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は9日時点で、大阪が9・85人、京都が5・42人、兵庫が4人。いずれも感染状況の4段階の評価で2番目に深刻な「ステージ3」(15人以上)を下回るが、夏休みやお盆で人の動きがさらに活発になる可能性がある。

 高鳥毛教授は「『第4波』のように対策が後手にならないよう、今後は感染者の増え方を注意深く見て、機敏に対応していく必要がある」と強調している。

京都・兵庫 営業時間拡大

 「まん延防止等重点措置」の解除・延長に合わせ、3府県では12日から飲食店や商業施設への営業時間の短縮要請が緩和される。

 京都府は、重点措置の対象となっている京都市内の飲食店の営業終了時刻を午後8時までから1時間延ばす。これに伴い、府内の他地域と同じ午後9時までの時短を求めるかたちとなる。

 兵庫県も大半の地域で飲食店への時短要請を30分緩和する。大阪府との往来が多い神戸市や尼崎市など10市町では営業終了時刻が午後8時半まで、それ以外の31市町は午後9時半までとなる。重点措置の対象区域に求めてきた土日、祝日の酒類提供中止は解除する。

 大阪府は時短の対象地域や時間は変えず、府内全域で酒類提供の条件の一つとしていた「1グループ2人以内」の人数制限を「4人以内」に緩和する。

 解除を控えた古都・京都では10日、世界遺産・清水寺(京都市東山区)の参道「清水坂」をカップルや家族連れが行き交っていた。

 土産物店「中条昇山」を経営する中条善夫さん(70)は「2週間ほど前から観光客や修学旅行生が戻り、少しずつにぎやかになってきた」と顔をほころばせつつ、「客が店内で密集しないよう、感染対策を徹底して営業したい」と話していた。

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使い方
2197664 0 社会 2021/07/11 12:32:00 2021/07/11 14:09:15 2021/07/11 14:09:15 観光客が増え、徐々に活気が戻ってきた清水寺周辺(10日午後3時20分、京都市東山区で)=河村道浩撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210711-OYT1I50030-T.jpg?type=thumbnail

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