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ホーム転落防止にAI…国交省 視覚障害者 カメラで検知

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 国土交通省は、駅のホームからの視覚障害者の転落事故防止策として、人工知能(AI)などの新技術を活用することを盛り込んだ中間報告をまとめた。

 転落防止に有効なホームドアは設置に時間や費用がかかるため、設置までの対策を視覚障害者団体や鉄道事業者らと議論していた。

 報告書では、AI活用策として、カメラ映像で 白杖はくじょう を持った人を検知し、改札を通過した際やホームの端へ近づいた時に、駅係員に知らせるシステムを挙げた。視覚障害者がスマートフォンで駅側に介助要請できるアプリの導入も盛り込んだ。いずれも鉄道事業者が実証実験を進めており、精度向上や事業者間の情報共有を課題とした。

 ソフト対策では、事業者が視覚障害者団体などと合同で、駅での歩行訓練を実施する必要性にも触れた。

 視覚障害者へのアンケート結果もまとめられており、回答した303人のうち109人が転落経験が「ある」とした。ホームの端に向かって歩く場合ではなく、線路沿いに歩行している際に、ホームの端に気付かずに転落するケースが多かった。

 「ホーム転落をなくす会」の高山久美子代表は「点字ブロックをホーム中央に置くなど既存設備を見直すだけでも効果がある。国や事業者は積極的に取り入れてほしい」と話した。

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2202357 1 社会 2021/07/13 15:00:00 2021/07/13 15:00:00 2021/07/13 15:00:00

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