読売新聞オンライン

メニュー

初の待機児童ゼロ、感染不安で「預け控え」あったから?…担当者「手放しで喜べぬ」

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 栃木県は、保育所や認定こども園に入れなかった今年4月1日時点の県内の「待機児童」が、データを確認できる2006年度以降、初めてゼロだったと発表した。新型コロナウイルス感染の不安から、子どもを新たに預けるのを控えた家庭が多かったとみられる。

 県こども政策課によると、保育所などへの利用申し込み数は、20年(4月1日時点)は4万2185人あり、待機児童は34人いた。しかし、今年は4万1591人と594人減少。新型コロナの影響で「預け控え」が見られたという。

 県が継続して施設を増やしており、今年は昨年同時期と比べて10施設、定員は727人増加したことも待機児童の解消につながったとみている。入所できる対象が拡大された15年(同)の待機児童は250人に上り、利用申し込み数も年々増えていたが、定員もこの6年で約9000人増加している。

 同課は、「受け皿の拡大が待機児童数の減少につながったことは間違いないが、別の要素も関係しており、手放しには喜べない。今後も注視する必要がある」としている。

 一方、統計に表れない「隠れ待機児童」は前年同期から165人減の、712人。入所を希望して保育所などに入れなくても、〈1〉保護者が育児休業中〈2〉特定の保育所・認定こども園のみを希望〈3〉保護者が求職活動を休止――のいずれかに当てはまると、待機児童には含まれず、〈2〉が674人を占めた。

無断転載・複製を禁じます
2217345 0 社会 2021/07/19 07:51:00 2021/07/19 07:51:00 2021/07/19 07:51:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)