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わいせつ教員「絶対に許されない」、文科白書に明記…19年度の処分273人

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 文部科学省は20日、2020年度版の文部科学白書を公表した。わいせつ行為等で処分される教員が後を絶たずに問題になったことを受け、「絶対に許されない」との考えを明記し、5月に成立したわいせつ教員対策新法への対応も盛り込んだ。特集では新型コロナウイルスへの対応などを取り上げた。

文部科学省
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 白書では、19年度にわいせつ行為などで懲戒処分等を受けた教員が273人に上り、過去最多だった18年度に次いで2番目の多さだったと指摘。児童生徒にわいせつ行為をして処分された教員数を初めて調査したところ、懲戒処分は126人だったことにも触れ、「教職員として絶対に許されないものだ」との基本姿勢を明確に示した。そのうえで、原則、懲戒免職にするよう各教育委員会に指導したことを盛り込んだ。

 さらに、文科省として講じたSNSの私的なやり取りの禁止や、わいせつ教員対策を強化する「教員による児童生徒性暴力防止法」が5月に成立したことなど、例年よりもこの問題についての記述量を増やし、「法が適切に運用され、実効性のあるものとなるよう基本指針の策定などに取り組む」と明記した。

 コロナ対策では、昨春の学校の一斉休校の経験を踏まえ、学校での感染症対策や学びの保障、児童生徒の心のケアといった取り組みを掲載した。一方、社会の変化に応じた教育のあり方についても特集を載せているが、公立小学校の教員採用倍率は20年度は2・7倍と過去最低になり、なり手不足が深刻化している課題については触れられなかった。

 文科省は「わいせつ教員問題への社会の関心が高い中、問題意識を正確に発信しようと記述を増やした。教員採用倍率については、白書を解説する動画に盛り込む方向で考えたい」としている。

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2220767 0 社会 2021/07/20 12:41:00 2021/07/20 15:09:02 2021/07/20 15:09:02 文部科学省、文化庁、スポーツ庁。東京都千代田区霞が関で。2020年11月3日撮影。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210720-OYT1I50066-T.jpg?type=thumbnail

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