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重症者が増加「助かる命も助からない状況に」…助言機関が危機感

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 新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の助言機関は4日、過去最大規模の感染拡大により「これまで低く抑えられていた重症者数も増加が続いている」と危機感を示した。首都圏を中心に、すでに一般医療の制限が生じているとし、「通常であれば助かる命も助からない状況になることが強く懸念される」と指摘した。

新型コロナ患者の治療を行う昭和大学病院のスタッフ(同大学病院提供、7月23日撮影)=画像の一部を修整しています
新型コロナ患者の治療を行う昭和大学病院のスタッフ(同大学病院提供、7月23日撮影)=画像の一部を修整しています

 東京都では、40~50歳代を中心に重症患者の増加傾向が継続している。内閣官房の資料によると、重症病床使用率は3日時点で72%に達し、最も深刻な「ステージ4」(50%以上)の水準を大きく超えている。

 沖縄県でも、新規感染者数が1週間で2倍以上になる急速な拡大で、重症病床使用率は86%と厳しい状況になっている。

 大阪府では、新規感染者数が前週の1・9倍となり、重症者数が増加に転じた。

 重症者が増加していることから、助言機関は「死亡例はまだ少ないが、今後増加に転じていく可能性がある」と警鐘を鳴らした。

 また、首都圏を中心に自宅待機や入院調整中の患者も増えており、助言機関の座長を務める脇田隆字・国立感染症研究所長は「往診や訪問看護の強化など重症化に迅速に対応できる体制の早急な整備が求められる」と強調した。

 感染拡大に歯止めがかからない東京では、すでに重症病床が急速に 逼迫ひっぱく し始めている。

 「ここ数日で20件ほどの入院要請を断らざるを得なかった」

 重症患者を受け入れている日本医科大学病院(東京都文京区)の横堀将司・高度救命救急センター長は、危機感をあらわにする。

 今月から集中治療室(ICU)のコロナ重症病床を8床から11床に増やしたが、それでも満床状態が続いている。

 入院患者は、糖尿病など持病をもつ30~40歳代が中心で、ワクチン接種が進んだ高齢世代はほとんどいないという。

 横堀センター長は「この状態が続けば、コロナ患者だけでなく、熱中症や脳卒中など命に関わる病気の救急診療にも影響が出る恐れがある」と訴える。

 重症病床を8床確保している昭和大学病院(東京都品川区)でも、先週から満床に近い状態が続いている。相良博典病院長は「非常に厳しい状況で、入院要請に応じられないケースも出始めた」と話している。

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2262347 0 社会 2021/08/05 01:17:00 2021/08/05 01:17:00 2021/08/05 01:17:00 新型コロナ患者の診療に当たる昭和大学病院のスタッフ(同大学病院提供の動画から、23日撮影) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210805-OYT1I50021-T.jpg?type=thumbnail

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