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ふるさと納税県内1位、返礼品はティッシュとトイレットペーパー…全国から発注殺到

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 総務省の調べによると、2020年度の栃木県と県内25市町に対するふるさと納税の寄付額は、前年度比39・7%増の33億2209万円だった。新型コロナウイルスによる外出自粛などで、「巣ごもり」「家飲み」に対応した返礼品を用意した自治体が大きく伸ばした。

栃木県小山市の坪野谷紙業が返礼品として出している「おやまくま」が描かれた3商品
栃木県小山市の坪野谷紙業が返礼品として出している「おやまくま」が描かれた3商品

 市町別で1位だったのは小山市で、前年度比で2・9倍の7億564万円だった。市総合政策課によると、返礼品の半分以上を占めたのが、同市の坪野谷紙業が製造する市内在住のデザイナーによるキャラクター「おやまくま」が描かれたボックスティッシュとトイレットペーパー。同市の「コバックス」が製造した綿の布団も人気だった。同課の担当者は「感染を気にして買い物に行かなくても重い荷物が届くと好評の品を求める声が多かった」と話している。

 このうち、坪野谷紙業は、市の依頼で19年10月にティッシュ、20年7月にトイレットペーパーを返礼品として出品した。全国から返礼品としての発注が殺到し、昨年だけで約3万件を出荷した。多い日で返礼品のためのトラックが搬入のために列を作るほどの人気ぶりだったという。

 同社は約10年前におやまくまの製品を発売し、市内の量販店などに卸してきた。想定外の人気に同社の門間光弘常務は「発売した時は市内でしか売れないと思っていた。返礼品になって、全国から色んな方が求めてくれてありがたい」と話す。今後、ハロウィーンや季節のイベントに特化した商品も返礼品に入れる方向という。

 一方、2位の栃木市も前年度の約1・5倍の5億775万円に伸ばした。20年度は市内のサントリー工場で製造しているハイボールや酎ハイを返礼品として求める寄付が急増した。1万1000円の寄付で1ケースを得ることができることから、「コロナ下で『家飲み』が増える中、手頃な寄付で飲めると寄付が伸びた」(同市総合政策課)という。また、3万7000円の寄付でもらえるウナギもリピーターが付いて、人気という。

 このほか、3位は那須塩原市、4位は日光市、5位は那須町と、全国的に知名度が高い市町が上位を占めた。また、県は前年度比9・6倍の2億3723万円だった。

 小山市のふるさと納税の好調ぶりは今年も続いている。このため、市は2021年度の寄付金見込みを当初より5億円増の9億円に増額補正すると、10日の市議会議員説明会で報告した。

 市総合政策課によると、寄付金を押し上げているのが、返礼品のボックスティッシュと布団。19年秋に追加されたボックスティッシュは、コロナ禍で一時トイレットペーパーなどが不足したこともあり、申し込みが殺到、19年度の寄付額は前年度の5倍近くに増えた。21年度も勢いが続き、7月末現在の寄付金は約1億3900万円で昨年同時期の1・9倍になっている。

 ボックスティッシュは大容量タイプ60箱が1万3000円、通常タイプ60箱1万円とお得感があり、布団は通販サイトで人気の商品という。

 同課の高山晴子課長は「コロナ禍の巣ごもりで、日用品や生活用品を求める人が増え、お得感のある返礼品に人気が集まっているのでは」とみている。

 市は、寄付金を「ふるさと応援事業積立金」として積み立て、次年度に寄付者が指定した使い道に応じて予算に組み込んでおり、「子供の健全育成、子育て支援」「環境保全」を希望する人が多いという。

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2284633 0 社会 2021/08/14 14:06:00 2021/08/14 14:28:52 2021/08/14 14:28:52 小山市の坪野谷紙業が返礼品として出しているおやまくまを描いた3商品(6日、小山市出井で)=草竹敦紀撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210811-OYT1I50038-T.jpg?type=thumbnail

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