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東京都は、渋谷区の会場で行っている若年層向けの新型コロナウイルスワクチン接種について、事前にオンライン上で希望者を募り、抽選で接種者を決める方式に切り替える方向で調整に入った。抽選券を求めて早朝から並ぶ人の列を解消するためで、早ければ今週中の導入を目指している。

都が27日に渋谷区立勤労福祉会館に設けた16~39歳の若年層向け接種会場では、休館日の月曜日などを除き1日300人程度への接種が可能だ。予約不要の先着順とした初日は未明から希望者が殺到。28日からは現地で抽選券を配布する形に変更したが、2200人以上が1キロ以上にわたって並び、当選倍率は6倍超に。行列で密が生じることや、炎天下で長時間待つことに、批判の声が上がっていた。
関係者によると、抽選の結果はSNSなどで発表し、対象者だけが来場できるようにする。
都は30日から、新宿区の都庁展望室などの会場でも、若年層の接種予約の受け付けを開始した。一部会場では、受験や就職活動を控えた高校3年生らの予約も受け付けている。