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再生1万回超の「演歌ポリス」、動画「チャリンコ節」公開…こぶし利かせ交通安全呼びかけ

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自転車の安全な乗り方を呼びかける動画をユーチューブに公開した新記巡査長(愛知県警中村署で)
自転車の安全な乗り方を呼びかける動画をユーチューブに公開した新記巡査長(愛知県警中村署で)

 「リン リン チャリンコ」――。軽快な節回しで自転車の安全な乗り方を呼びかける「アイチのチャリンコ節」が1日、動画投稿サイト・ユーチューブで公開された。歌い手は「演歌ポリス」の異名を持つ愛知県警中村署地域課の 新記しんき直臣なおと 巡査長(30)。目の覚めるような美声で訴えるのは、「歌を通じて犯罪や事故をなくしたい」という熱い思いだ。(西沢由華)

 チャリンコ節は、小林旭さんのヒット曲「アキラのズンドコ節」(作詞・西沢爽、補作曲・遠藤実)の替え歌で、約3分超。こぶしを利かせた甘い声で「傘さし ケータイ イヤホンも 危ない乗り方 違反だぜ」「乗るときゃかぶろう ヘルメット」と、制服姿で朗々と歌い上げる。

 著作権者から許可を得た上で、「中途半端にはできない」とアレンジにこだわった。明るい印象にするために原曲より音程を高くし、テンポも速めた。今では、街中を行き交うパトカーから歌声が流れ、巡回中に「新記さんですか?」と声をかけられることもしばしばだ。署には「CDがほしい」という声も寄せられているという。

のど自慢で優勝

 新記巡査長は小さい頃から演歌に親しみ、独学で、ビブラートや間合いのつけ方を研究。高校1年の時、生まれ育った石川県で行われた「NHKのど自慢」で優勝し、チャンピオン大会にも出場した。

 歌手デビューの話も複数あったが、「末永く人の役に立つ仕事がしたい」と2009年、曽祖父母の家がある愛知県で警察官になった。音楽隊を経て19年に中村署に異動すると、演奏経験のある署員4人で「中村警察よくし隊」を結成し、音楽を通じて高齢者らに防犯や交通安全を訴えかけた。

 今年5月、北島三郎さんの代表曲「与作」のメロディーに自らのトランペット演奏を乗せて、「自転車乗るときゃよ~、ヘルメット~」と熱唱する動画をユーチューブに配信。制服姿で発する美声と優しげな表情が話題を呼び、再生回数は1万回を超えた。

市民の懸け橋に

 県内の自転車事故による死者は昨年29人(前年比4人増)、今年も8月末までで9人(同比8人減)と後を絶たない。10月からは県条例で自転車利用時のヘルメット着用が努力義務となる。替え歌の歌詞を手がけた同署の落合実樹交通課長は「事故防止の心構えを全て盛り込んだ。本当にうまいので、心に歌が届くはず。コロナの収束後は生で聴いてほしい」と話す。

 新記巡査長は「ふと歌を思い出して『ヘルメット買いに行こう』と思ってもらえれば。歌というツールを通じて、市民と警察の懸け橋になれるような警察官に成長したい」と力を込める。

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使い方
2361217 0 社会 2021/09/13 06:26:00 2021/09/13 06:49:23 2021/09/13 06:49:23 「演歌ポリス」の異名を持つ新記巡査長。十八番(おはこ)は、美空ひばりさんの「人生一路」(中村署で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210908-OYT1I50055-T.jpg?type=thumbnail

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