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奈良県の荒井知事は7日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染対策で、奈良市や県医師会などが、緊急事態宣言などの適用を国に要請するよう求めていることに対し、「(宣言は)効果がない」とし、飲食店への営業時間短縮の要請も実施しない意向を改めて示した。
荒井知事は「飲食店の営業時間の長さよりも、マスクを外して対面になることがリスクを高めており、短縮要請の効果が見えない」と説明した。
一方、県独自で行っている緊急対処措置の効果についても「効いたとは思っていない」としながらも、「滋賀県や三重県のように感染者数が跳びはねることがなかったのは、県民が慎重で、正しく判断して行動した結果と思う」と述べた。
また、8月の記者会見で、知事が県医師会に対し「ワクチン接種に協力してほしい」と批判し、県医師会から「協力しており、事実と異なる」などと抗議を受けていたことについては、「向こうが間違っている。抗議の内容が正しくないのだから、反応する必要がない」と、静観する考えを明らかにした。