読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

「医師の発言」で接種不安拡散、有料サロンで誤情報…[虚実のはざま]第4部 深まる断絶<3>

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

専門機関が否定

医師や地方議員らが登壇し、「マスクは不要」などと主張した講演会。SNSを見て参加を決めた人が多かった(7月、名古屋市で)
医師や地方議員らが登壇し、「マスクは不要」などと主張した講演会。SNSを見て参加を決めた人が多かった(7月、名古屋市で)

 800人を収容できる大ホールが、満員の聴衆で熱気に満ちていた。

 7月4日、名古屋市で開かれたのは「新型コロナと遺伝子ワクチン」と題した講演会だった。参加者には地元だけではなく、首都圏や近畿、九州から駆けつけた人も多かった。

 マスク姿の人はほとんどいない会場で、登壇した医師や地方議員らが熱弁をふるった。

 「PCR検査はインチキ。世界にコロナの存在を証明するものはない」

 「ワクチンを打つと遺伝子が改変される」

 講演で出た話は、米疾病対策センター(CDC)など世界の公的専門機関が否定する誤った情報だ。それでも発言のたびに大きな拍手が起きた。

 幼稚園で働く20代の女性は「ネットでワクチンの情報を調べたが、いろんな情報が飛び交っていて何が本当なのか分からず、悩んでいた」と、参加した理由を語った。

 女性は今も接種をためらう。「医師の先生の話を聞いたので不安が消えない」

4000のいいね

 接種を巡って誤った情報が広がるのは、ごく一部の医師らの発信が影響している。講演会で最も注目されたのが、兵庫県内で内科・精神科クリニックを運営する男性医師だった。

 投稿サイトで情報を頻繁に発信しており、フォロワー(登録者)は1万5000人以上。最近は投稿するたびに、見た人がツイッターやフェイスブックで引用して拡散しており、この医師が「インフルエンサー」になっている状況だ。

 投稿内容を調べると、情報源にしているのは真偽不明の海外サイトやSNSが多かった。「接種者が周囲に病気をまき散らす」などと投稿しているが、これもCDCなどの公的機関が否定している情報だ。

 しかし不安をあおる情報は、副反応などを心配する人の関心を集め、それが医師免許を持つ人の発言なら信用もされやすい。

1

2

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2360221 0 社会 2021/09/12 05:00:00 2021/09/12 10:23:32 2021/09/12 10:23:32 キャプション別送り https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210912-OYT1I50040-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)