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列島横断する異例の台風14号、二つの高気圧の間に「通り道」…速度遅く広域で風水害に注意

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◆台風の進路情報はこちら◆

 台風14号が東シナ海で数日間停滞した後、日本列島を横断する異例の進路をたどるのは、進路を阻んでいた南北二つの高気圧の間に「通り道」ができたためだ。今後、太平洋側の高気圧に沿うようにほぼ真東へ進むと予想されるが、移動速度が遅いため広域で風水害への注意が必要となっている。

気象庁
気象庁

 気象庁によると、14号は大陸側と太平洋側の二つの高気圧に進路を塞がれる形で、15日頃まで東シナ海で停滞した。大陸側の高気圧の張り出しが弱まったことで、東側に抜けるルートが開けた。

 この時期の台風は偏西風に乗って加速するケースが多いが、今年の偏西風は例年より北側を通っている。このため、14号は太平洋側の高気圧の縁を吹く西風に流されて東進するとみられる。偏西風に乗れば時速40~50キロ・メートルで進むが、今回は同30キロ・メートル前後にとどまる見通しだ。

 一方、当初は17日頃に勢力を弱めて温帯低気圧になると予想されていたが、実際には勢力を強めた。東シナ海の海面水温が28度ほどと高く、停滞中に多量の水蒸気を取り込んで再発達したとみられる。

 慶応大の宮本佳明准教授(気象学)は「普段とは異なる台風の経路で、台風に慣れていない住民は進路や風向きに注意が必要だ。温帯低気圧に変わっても勢力が急に弱まるわけではないため、警戒を怠らないように」と呼びかけている。

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2375487 0 社会 2021/09/17 20:02:00 2021/09/17 20:54:42 2021/09/17 20:54:42 気象庁。東京・港区虎ノ門で。2020年12月12日撮影。※同年12月に大手町から移転。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210917-OYT1I50137-T.jpg?type=thumbnail

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