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「自分の間違い」という一言聞きたかった…池袋暴走禁錮5年確定

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 東京・池袋で2019年4月、母子2人が死亡、9人が重軽傷を負った暴走事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告(90)を禁錮5年(求刑・禁錮7年)の実刑とした東京地裁判決が17日、確定した。

飯塚幸三被告の判決確定を受け記者会見する松永拓也さん(17日)
飯塚幸三被告の判決確定を受け記者会見する松永拓也さん(17日)

 事故で妻の真菜さん(当時31歳)と長女の 莉子りこ ちゃん(同3歳)を失った松永拓也さん(35)は東京・霞が関で記者会見し、実刑が確定したことへの受け止めなどを1時間余りにわたって語った。記者会見での松永さんの主な発言は以下の通り。

【判決の確定について】

 何よりも知りたいのは、控訴の断念は飯塚氏が自身の過失を認めた上でのことだったのかという点です。私はずっと(事故原因について)「自分の過失だと思う」という一言が聞きたかった。そのたった一言だけで、私たち遺族がどれほど楽になったことか。

 「刑務所に入る」と彼が決めたのであれば、それを尊重します。今後、刑務所で過ごす時間の中で、「事故原因が自分の過失であった」と素直に思える日が来るのであれば、飯塚氏にとって本当の意味でのしょく罪の始まりかと思います。自分自身の意思で運転を続けた結果、11人を死傷させたのであれば、年齢に関係なく罪を償ってもらいたい。

 謝罪をするのであれば、面と向かって言ってほしい。「2人の命を奪ってしまって申し訳ありませんでした」ではなく、「自分の間違いでした」という一言を。2年5か月、その一言だけを聞きたかった。被告人質問でも聞きましたが、その言葉がなかったのは非常に残念。むなしさが残りました。

 被害者にとって、刑事裁判はすごくむなしい。事故も裁判も、愛する人を亡くすのも全部つらいから、他の人に味わってほしくない。だから(事故を)なくさなくてはいけないと思います。

【今後の活動について】

 ここからは裁判を離れ、未来の話をしたい。今回の事故を教訓とし、未来に起こり得る事故を防ぐことが大切です。

 交通事故は年間30万件近く起きていて、3000人近い人が亡くなっている。皆さんと一緒に本質として考えたいのは、どうしたら事故を防ぐことができるかということです。

 「交通社会」に生きている以上、誰しも被害者や遺族、加害者になり得る。だからこそ、皆さんと一緒に交通事故を一つでもなくしていきたい。

 当たり前の日常が交通事故によって奪われないようにしたい。真菜と莉子の命を無駄にしたくない。

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使い方
2376252 0 社会 2021/09/18 01:21:00 2021/09/18 02:50:42 2021/09/18 02:50:42 飯塚幸三被告の判決が確定し、記者会見に臨む松永拓也さん(17日午後5時38分、東京都千代田区で)=木田諒一朗撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210918-OYT1I50010-T.jpg?type=thumbnail

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