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息子かたる男から電話、2500万手渡した女性…コロナ禍で狙われる「タンス預金」

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 静岡県内で、高齢者が多額の現金をだまし取られる特殊詐欺被害が相次いでいる。コロナ禍による将来不安などから、現金を手元に置く傾向が強まっており、静岡県警は「タンス預金」が狙われている可能性があると分析。「現金はできるだけ自宅に置かず、金融機関に預けてほしい」と呼びかけている。

静岡県警察本部
静岡県警察本部

 「大事な書類の送り先を間違えた。何とかならないか」。1日午前、三島市の80歳代女性宅に息子をかたる男から電話があった。女性は指示されるままに長泉町へ向かい、関係者を名乗る男に現金約2500万円を手渡した。現金は自宅で保管していたという。県内で、こうした多額の詐欺被害が続発している。

 過去には、指定した口座に現金を振り込ませる「振り込め詐欺」や、キャッシュカードと暗証番号を入手した詐欺グループが現金を引き出す手口が流行した時期もある。しかし、金融機関の対策強化などで減少傾向にあり、最近では現金を要求するケースが目立っている。

 県警によると、今年の被害総額(14日時点の速報値)は、前年同期比3502万円増の4億7074万円に上る。手口の内訳をみると、カードをだまし取る「預貯金詐欺」が6883万円減の2953万円になった一方で、息子らを名乗る「オレオレ詐欺」が1億3812万円増の2億5895万円になった。現金を受け取る手法が増えているとみられる。

 「タンス預金」は全国的に増加傾向にある。日本銀行の統計(速報)によると、昨年末の時点で個人(家計部門)が保有する現金は、前年末比5・2%増の101兆円で過去最高となった。

 静岡経済研究所の 恒友つねとも 仁常務理事は「長期化する低金利や将来の不安から、自宅で現金を持ちたいと考える人が多い」と分析。また、「コロナ禍で、金融機関に行く機会を減らしていることも被害増加の背景にあるのではないか」と指摘する。

 財務省が今年1~3月、全国1222人を対象に実施した調査では、「金融機関やATMは面倒・手数料がかかる」「手元に資産があると安心」といった理由で自宅に現金を保管する人が多かった。

 県警生活安全企画課の担当者は「家に現金を置く場合、金額は最小限にしてほしい。空き巣や強盗の被害に遭う可能性もある」と訴えている。

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