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無償回収が進まないクロスボウ、県警「特定用途以外は今後罪に問われる」

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 兵庫県宝塚市で家族ら4人がクロスボウ(ボウガン)で撃たれて死傷した事件を受け、今年6月に成立した改正銃刀法により、クロスボウの所持は特定の用途に限られ、都道府県公安委員会の許可制になる。改正法は来年3月までに施行される見通しで、県警は違法所持になる所有者から無償で回収する取り組みを続けているが、8月15日現在、回収されたクロスボウは50丁にとどまる。県警は「把握している数の4分の1以下で、まだ少ない。今後、特定用途以外の所持は罪に問われるので、早めの手続きを」と呼びかける。(鈴木彪将)

県警が無償で回収したクロスボウ(県警本部別館で)
県警が無償で回収したクロスボウ(県警本部別館で)

 クロスボウは、弓の弦を引いて固定し、矢を装着して引き金を引いて発射する。弦を固定しない和弓やアーチェリーなどに比べて命中しやすく、凶器として使用されると殺傷力が高い。

 宝塚市では昨年6月、男が家族ら4人をクロスボウで撃ち、3人が死亡した。事件を機に、県は所有者に届け出を義務付ける全国初の規制条例を制定。昨年12月に全面施行された。警察庁も法規制に動き、所持を都道府県公安委員会の許可制とし、使用をスポーツ競技や動物麻酔、漁業などに限る改正銃刀法が成立した。

 改正法は来年3月までに施行される予定で、所有者は施行から半年以内に許可を得るか、廃棄しなければならない。許可は更新制で、3年に1度、講習を受ける必要がある。不法所持には3年以下の懲役または50万円以下の罰金を科す。

 全国の警察は、クロスボウ所有者の大半が改正法では認められない鑑賞目的などで所持しているとみて、無償回収の取り組みを進めている。警察庁によると、今年6月16日~8月15日に全国で668丁が回収された。最多は愛知県の93丁で、北海道が61丁、兵庫県は50丁だった。

 県の規制条例により義務付けられた届け出の件数は、9月14日現在、個人や法人計170件、216丁で、県警の回収数と大きな差がある。これまで規制対象になっていなかったため、正確な所有者数や流通量を把握することは難しいといい、県は7月、条例により届け出をした所有者に法改正や警察による回収を知らせる通知を送付した。県警も公式ツイッターなどで回収を呼びかけており、「不法所持で罰せられることを徹底的に周知したい」とする。

 回収を希望する所有者は、県警ホームページに掲載されている「任意提出書」に氏名や住所、クロスボウの特徴などを記入し、最寄りの警察署に届け出れば引き取ってもらえる。

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