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ワクチン「同調圧力」防ぐため…50音順にリスト作成、複数の学校の生徒が混合で接種

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 児童生徒を対象とする新型コロナウイルスワクチンの優先接種枠を設ける自治体が増えている。感染力の強い変異ウイルス「デルタ株」の 蔓延まんえん で子供への感染が広がっているためだ。一方で、接種を受けていない子供がいじめや差別を受けることがないよう、各自治体は知恵を絞っている。(石川貴章、佐藤果林)

デルタ株影響

小中学生向けのコロナワクチン優先接種枠が設けられた東京都葛飾区の会場では、子供たちが次々と接種を受けていた(11日)
小中学生向けのコロナワクチン優先接種枠が設けられた東京都葛飾区の会場では、子供たちが次々と接種を受けていた(11日)

 9月中旬の土曜日の午後、東京都葛飾区内の体育館に、保護者に連れられた小中学生が次々と訪れた。区が小学6年~中学3年の約2000人分を用意したワクチン優先枠の接種会場だ。

 私立中2年の女子生徒(14)は「通学で電車に乗るので、感染の可能性が高まる。打ててよかった」とほっとした表情を浮かべた。

 感染力の強いデルタ株の影響で、若年層の間で感染が急拡大している。

 東京都によると、都内の学校や幼稚園で3人以上が集団で感染した事例は、2月は7件だったのに対し、7月には8倍の56件に増えた。厚生労働省によると、9月6~12日には全国の小学校で32件のクラスターが確認されている。

 葛飾区でも、6月に51人だった19歳以下の感染者は、8月には17倍超の889人に急増。9月17日時点で濃厚接触者と判断されるなどで休んでいる児童生徒は全体の約1・3%に当たる約400人に上る。学校での感染を避けるためとして、約300人が登校を控えているという。

 葛飾区の疋田博之・新型感染症予防接種担当課長は「子供への接種機会を提供し、接種を加速させることは、感染拡大を防ぐ大きな一手となる」と話している。

 ほかにも、茨城県が25日から県内の小学6年生や中高校生を対象に専用枠を設けて集団接種を始めるほか、東京都江戸川区や鳥取県も12歳以上の若い世代に向けて、優先枠を設けている。

「同調圧力」懸念

 子供への接種を巡っては、政府は「接種の有無がいじめや差別につながらないよう配慮する必要がある」として、学校での集団接種を推奨していない。学校側が生徒に挙手させて接種の有無を確認する事例も各地で問題化している。

 そうした中で、希望する中学生を対象に夏休み中に集団接種を実施した福島県相馬市では、接種への「同調圧力」を防ぐため、希望者のリストを学校別や学年別ではなく、50音順に作成し、接種の日時を指定。複数の学校の生徒が入り交じった状態で接種会場を訪れるため、誰が接種したかが特定されにくいように工夫した。

 

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2391688 0 社会 2021/09/24 15:19:00 2021/09/24 15:19:00 2021/09/24 15:19:00 小学6年生から中学3年生への優先接種枠が設けられた葛飾区で新型コロナワクチンの接種を受ける児童や生徒たち(11日午後1時44分、東京都葛飾区で)=関口寛人撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210924-OYT1I50075-T.jpg?type=thumbnail

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