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崩落の水道橋と水道管つなぐ「つり材」、4本が腐食し破断…5月の点検では確認できず

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破断が見つかった、アーチと水道管をつなぐ「つり材」(6日)=和歌山市提供
破断が見つかった、アーチと水道管をつなぐ「つり材」(6日)=和歌山市提供

 和歌山市を流れる紀の川にかかる水道橋「 六十谷むそた 水管橋」(全長約550メートル)の一部が崩落し、市北部の約6万世帯(約13万8000人)が断水している問題で、尾花正啓市長は6日、橋のアーチと水道管をつなぐ「つり材」4本が腐食、破断しているのを確認したと明らかにした。市は、つり材の腐食が崩落につながった可能性が高いとみている。

 水道橋は1975年3月に完成。直径約90センチの水道管が2本通り、それぞれの水道管と橋のアーチ部分を多数の鉄製つり材がつなぐ構造になっている。

 市が6日、橋をドローンで撮影して調べたところ、中央付近の崩落部分(約60メートル)の北側にあるつり材4本で、水道管から約3・5メートル上部に腐食と破断が見つかった。いずれも鳥のフンや雨水などがたまりやすい部分だという。市は崩落部分のつり材でも破断が生じ、水道管を支えきれなくなった可能性が高いとみている。

 市は年に1度、水道管の目視点検を実施している。今年5月の点検では全体的に腐食が進んでいることを確認したが、緊急性はないと判断し、来年度に修繕に向けた予算を計上する予定だった。点検で破断は確認されなかったという。

 2015年度に行った耐震化工事では、金具やワイヤで水道管を補強。つり材を補強する部品の一部も交換したが、つり材そのものは交換しなかった。

 尾花市長は「腐食の原因が何であれ、老朽化だと思う。人の通る橋に比べて点検が甘かった」と説明した。今後も専門家を交えた調査を継続し、原因究明にあたる。

 各地の水道橋を手がける水島鉄工(新潟県)の水島等・専務取締役は「強い雨風などで受けた小さな傷を見つけきれず腐食が進み、破断した可能性が考えられる。点検では漏水がないよう水道管ばかりに目がいきがちだが、橋全体に目を配ることが必要だ」と指摘する。

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2423390 0 社会 2021/10/06 21:47:00 2021/10/06 23:38:44 2021/10/06 23:38:44 破断が見つかったアーチと水道管をつなぐ「つり材」(6日)=和歌山市提供 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211006-OYT1I50129-T.jpg?type=thumbnail

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