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女子児童に「うそついたら先生とキス」、男性教諭のセクハラ認定…地裁が市に賠償命令

 奈良市立小学校に在籍中に不登校になったのは、学校側のいじめへの不適切な対応と担任の男性教諭のセクハラ行為があったからだとして、元女子児童(13)らが市を相手取り、330万円の損害賠償を求めた訴訟で、奈良地裁(井上直樹裁判官)は6日、セクハラ行為を認め、市側に11万円の支払いを命じた。

奈良市役所

 判決では、2017年6月、小学4年だった元児童の保護者から、いじめに遭っていると相談を受けた男性教諭が、元児童らに仲直りの指切りをさせる際、「うそをついたら先生とキスをする」と発言したことについて、「キス発言は内容的にも、いじめを仲裁する場における発言としても相当性を欠くものである」とセクハラ行為を認めた。

 一方、原告側が同級生の女児たちから暴言などのいじめを繰り返し受けたと主張していることについては、教諭がいじめを把握した後、関係者への聞き取りや指導をして対処しようとしていることから、安全配慮義務違反は認められないとした。

 判決後、奈良市教育委員会は「判決文が届いていないので、現時点ではコメントできない。今後については弁護士と相談して検討していきたい」とした。

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