防犯カメラ「リレー捜査」の実態…推理力と耐久力、硫酸事件86時間後の逮捕までに迫る

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 「事件後に着替え、タクシーに乗った可能性」。報告を受けた係長は、高速バスの情報もふまえ、「新幹線だ。品川駅に向かえ」と指示した。この時点で、時計の針は25日午前11時を回ったところだった。

 推理は当たった。品川駅でタクシーを降り、新幹線の切符を買う男の姿が、複数のカメラに映っていた。JR側に確認し、静岡行きの切符と判明。すぐに班員が静岡に飛んだ。被害者の話から、「琉球大時代の先輩が怪しい」との情報が浮かんだ。男は事件当日に静岡市の自宅に帰り、翌25日午前、新幹線で西へ向かっていた。

 「土地鑑のある沖縄に逃げたのでは」。予測通り、男は中部国際空港(愛知県)から那覇に向かう便に乗っていた。警視庁は27日、男を公開手配。翌28日午前、琉球大から約5キロ離れた公園で確保し、傷害容疑で逮捕した。事件発生から約86時間後だった。

 捜査幹部は「リレー捜査では、映像を見続ける耐久力だけでなく、手がかりを見逃さないセンスや、犯人の行動を読む力が欠かせない」と話す。今回の事件では、服装が違ったにもかかわらず、路上で手を上げる人物に着目できたことが大きかったという。

 

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2425882 0 社会 2021/10/07 15:00:00 2021/10/08 12:19:04 2021/10/08 12:19:04 8月に発生した硫酸傷害事件の現場付近に立つ警視庁捜査一課の捜査員たち(29日、東京都港区で)=高橋美帆撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211007-OYT1I50069-T.jpg?type=thumbnail

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