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甲府放火、逮捕の少年「刃物は落としたり捨てたりした」

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 甲府市の民家が全焼し、焼け跡から夫婦とみられる遺体が見つかった放火事件で、山梨県警は14日、司法解剖の結果、2人の死因が失血死だったと発表した。傷害容疑で逮捕された同市の少年(19)は出頭時、「人を殺してしまった」と説明。2人の遺体には刃物で刺された傷が複数あり、県警は殺人容疑も視野に調べを進める。

山梨県警察本部
山梨県警察本部

 火災は12日午前3時50分頃、同市 蓬沢よもぎさわ の井上盛司さん方で発生した。当時、50歳代の井上さん夫婦と10歳代の娘2人が在宅。少年は出火直前の同3時45分頃、井上さん方で娘2人のうち、妹の頭を殴ってけがを負わせた疑いで逮捕された。妹は2階で寝ていて人が争うような声を聞き、1階に下りたところ、少年と鉢合わせし、後ろから殴られた。

 少年は同日夜、現場から約30キロ離れた駐在所に出頭。刃物などは所持しておらず、県警の調べに「複数の刃物を持って行ったが、逃走時に落としたり、捨てたりした」と供述している。逃走する際はかなり動揺していたとも話しており、刃物を手放した時間や場所の記憶が曖昧だという。

 少年は顔にやけどを負い、右手小指の骨が折れていたため、いったん入院治療を受けていたが、14日午前に退院。県警は同日午後、傷害容疑で甲府地検に送検し、本格的な取り調べを進める。

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