熱湯かけられ3歳児死亡、虐待情報寄せられた市は自宅訪問せず

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 大阪府摂津市で8月に新村 桜利斗おりと ちゃん(3)が母親の交際相手から熱湯をかけられて死亡した虐待事件について、市は28日に開かれた市議会定例会で、交際相手の虐待を指摘する情報が6月に市に寄せられたにもかかわらず、担当職員が母子が暮らすマンションを訪問しなかったことを明らかにした。

新村桜利斗ちゃんが死亡する虐待事件が起きた現場マンション(大阪府摂津市)
新村桜利斗ちゃんが死亡する虐待事件が起きた現場マンション(大阪府摂津市)

 市によると、交際相手の松原拓海被告(24)(殺人罪で起訴)について、6月に母親の知人から虐待の情報が寄せられ、「おもちゃを投げて部屋の壁に穴を開けた」との説明も受けたが、実際に訪問して穴の有無などを確認しなかった。

 橋本英樹・市教育委員会次世代育成部長は「訪問しようとして調整したが、都合がつかなかった」と釈明した。

 定例会では、担当職員が虐待事案を取り扱う件数が1人あたり年間約90件に上り、府北部の7市で最も多いことも報告された。

 市によると、摂津市以外の6市では1人あたり平均約50~80件だった。今回の事件を受け、摂津市は担当職員5人に加え、今月15日から公認心理師の国家資格を持つ1人を増員した。助言する専門家「スーパーバイザー」2人も11月から順次配置する予定という。

 定例会で、森山一正市長は「二度と起きないよう、できることから速やかに取り組みたい」と述べた。

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2480450 0 社会 2021/10/29 13:13:00 2021/10/29 13:13:00 2021/10/29 13:13:00 新村桜利斗ちゃんが死亡する虐待事件が起きた現場マンション。大阪府摂津市で。2021年10月24日朝刊[課題点検 21衆院選](5)「虐待防止 足りぬ人材」掲載。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211029-OYT1I50048-T.jpg?type=thumbnail

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