野球部マネジャー自殺、教諭の体罰・叱責が原因…県教委に「組織としての保身」も

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 岡山県立岡山操山高校(岡山市中区)で野球部マネジャーだった男子生徒(当時16歳)が自殺した問題で、県教育委員会が、同部の顧問だった教諭の体罰や激しい 叱責しっせき が原因と認めたことが、関係者への取材でわかった。県などが設置した第三者委員会が教諭の言動が自殺の原因とする報告書をまとめたが、県教委は当初「内容を精査する」と述べるにとどめていた。県教委は近く遺族と面談し、詳細を伝える。

岡山県教委が入る庁舎(岡山市北区で)
岡山県教委が入る庁舎(岡山市北区で)

 男子生徒は2011年に同校に入学し、野球部に入部。12年6月に退部したが、翌月マネジャーとして復帰した。しかし復帰から3日後、岡山市内で死亡しているのが見つかった。

 県教委は自殺直後の調査で「指導と自殺の因果関係は不明」と結論づけていた。だが、遺族の要望により第三者委が18年に設置され、今年3月、報告書を公表していた。

 県教委は、4月の県議会文教委員会で報告書について「重く受け止める」とする一方、事実関係を認めるかや教諭の処分については「あらためて検討する」と明言を避けていた。しかし、9月、遺族に対し教諭の行為が自殺原因と認め、「教員という立場を利用したハラスメントだった」と説明。原因究明や第三者委の設置が遅れた背景については「組織としての保身があった」と、県教委側に問題があったと認めたという。

 県教委は遺族との面談で結論を説明し、了承を得たうえで謝罪する方針。男子生徒の父親は「県教委から詳しい話を聞いた上で、対応を検討したい」としている。

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