紫綬褒章、ソフト「金」の上野由岐子さんら最多90人…秋の褒章808人・22団体

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多彩な作品、今後も「撮る」覚悟…映画監督 黒沢清さん 66

 「仲間に恵まれ、手掛けた企画にも恵まれました」。受章決定を受けてのコメントにつつましく記す。自身はみんなの作業を見守る「現場監督」だという。「そういう職人としての腕が、わずかずつではありますが上がった証しとしての褒章だとしたら、これほどうれしいことはありません」

 「CURE キュア」「回路」など、独創的なスリラーで世界の注目を集め、家族の姿を見つめた2008年の「トウキョウソナタ」といった、サスペンスとドラマの両面を兼ね備えた多彩な作品で評価をさらに高める。昨年のベネチア国際映画祭では、歴史ドラマ「スパイの妻」が監督賞(銀獅子賞)に輝いた。

 日本を代表する名匠だが、「世界の巨匠たちに比べれば、私などまだまだ駆け出し」とみずみずしい。「これからもわき目もふらず、ただ映画を続けていく、そんな覚悟が固まってきました」と結んだ。

「はやぶさ」の次、夢の火星へ…宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所長 国中 ひとし さん 61

JAXA提供
JAXA提供

 数々のトラブルに見舞われながらも、2010年に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。自身が開発した「イオンエンジン」が、地球と小惑星を往復する約60億キロもの長旅を支えた。「世界に先駆けた仕事を認めてもらい、大変ありがたい」と喜ぶ。

 1988年に研究所に着任後、電気を帯びたイオンを噴射して推進力を得る新型のエンジンの開発に没頭した。「思い通りの性能が出ず、投げ出しかけたこともあったが、諦めなくて良かった」と振り返る。

 後継機の「はやぶさ2」は、後輩たちとパワーアップさせたエンジンで順調に飛行。小惑星の石や砂を地球に届けた昨年12月の快挙を、チームを支える研究所長の立場で見守った。

 次の目標は、探査機で火星の衛星の試料を持ち帰ることだ。「見たこともない宇宙に出かけたい」。遠い宇宙への思いは尽きない。

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