ドア開かず乗客は窓から脱出、全員避難に10分…京王線の事件受け国交省「扉開放を」

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 東京都調布市を走行中の京王線の電車内で乗客1人が刺され、車内に放火された事件で、特急電車が国領駅(調布市)に緊急停車後、全乗客が避難を終えるまでに約10分間かかっていたことがわかった。ドアが開かずに多くの乗客が窓から脱出したためで、国土交通省は2日、緊急時にはドアとホームドアがずれた場合でも、双方の扉を開けて乗客を誘導するよう鉄道各社に指示した。

事件で放火された京王線の車両。床とシートの一部が焼け焦げている(10月31日撮影)=京王電鉄提供
事件で放火された京王線の車両。床とシートの一部が焼け焦げている(10月31日撮影)=京王電鉄提供

 京王電鉄が国交省に提出した資料などによると、事件では午後7時56分に車内で非常通報ボタンが押され、2分後、国領駅に適正位置の約2メートル前で停車した。双方の扉がずれていたため、安全への配慮からドアが開けられず、乗客らは1分後の同59分から、窓を開けてホームに避難した。

電車の窓から避難する乗客(10月31日、東京都調布市の京王線国領駅で)=乗客提供
電車の窓から避難する乗客(10月31日、東京都調布市の京王線国領駅で)=乗客提供

 非常用ドアコックなどが操作され、1号車と9号車のドアが開いたのは午後8時1分。全乗客がホームに避難したのは同8時8分とみられるという。

 事件では、非常通報ボタンが複数押されたが、乗務員は乗客から情報を聞き取れず、刃物の使用や放火を把握できなかった。

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