未払い賃金「56円」求め、JR西日本と運転士が裁判…回送ミスで給料「1分間分」カット

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労務中か、否か

 訴訟でJR西側は、賃金カットの理由について、遅刻や欠勤によるカットと同様に「ノーワーク・ノーペイの原則」を適用したと主張している。

 男性運転士が誤ったホームで待ち、1分間遅れた間は、会社の指示したことを行っておらず、JR西との雇用契約は「履行」されていないので、賃金を支払う必要はないという考え方だ。

 鉄道乗務員には分単位、秒単位の時刻の厳守が求められることも、この原則を適用した理由に挙げ、JR西は訴訟で「この運転士に限らず、同様のカットを実施している」と主張。読売新聞の取材に対しては「係争中の事案で詳細は差し控える」と回答している。

 一方、原告側は、男性運転士は既に出勤、点呼を終えており、問題の1分間も「労務中」だったとし、賃金が支払われるべきだと主張している。

 さらに、1分間の遅れは故意ではなくミスによるものであること、回送列車だったため他の列車の運行に全く影響がなかったことも強調。一般的に、企業で業務中のささいなミスを「契約不履行」とするのは妥当ではないとして、「賃金カットをヒューマンエラーに対する『制裁』として利用している」と、JR西を批判している。

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