横断歩道の歩行者、警察庁教則「手を上げて意思表示」に変更…車は一時停止しないと「違反2点」

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歩行者マナー改定

 道路交通法では、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいるのに一時停止しないと「横断歩行者妨害」の違反行為になる。3か月以下の懲役または5万円以下の罰金の罰則があり、違反点数は2点、反則金は普通車で9000円となっている。

 警察庁によると、16~20年の5年間で、車が歩行者をはねた死亡事故は5451件発生しており、このうち約2割は歩行者が横断歩道を横断中に起きたという。

 警察は横断歩行者妨害の取り締まりを強化。全国での取り締まり件数は、16年の11万1142件から、20年は29万532件と約2・6倍に増えた。県内でも、今年の取り締まり件数は9月末までで4648件(前年同期比708件増)に上っている。

 一方、取り締まりの際に「(歩行者が)立っているだけで、渡るとは思わなかった」と訴えるドライバーも多いという。警察庁は今年4月、道交法に基づく「交通の方法に関する教則」を改定。横断歩行者のマナーについて、「車が通り過ぎるまで待つ」としていた従来の表記を「手を上げるなどして運転者に横断する意思を明確に伝える」に改めた。

手を上げて意思表示

「手上げ横断」の効果を検証する記者(岐阜市で)
「手上げ横断」の効果を検証する記者(岐阜市で)

 手を上げて横断すると、一時停止する車は増えるのか。晴れた日の午前9~10時頃、比較的交通量が多く信号機のない岐阜市問屋町付近の横断歩道で実際に手を上げて横断し、その効果を検証した。

 手を上げなかった場合と上げた場合で50回ずつ実施した。その結果、手を上げなかった場合に一時停止したのは50台中13台(停止率26%)だったのに対し、手を上げた場合では50台中23台が止まり、停止率は46%にまで上昇した。

 手を上げて横断歩道を渡るのは小学生の頃以来で、少し気恥ずかしかったが、ドライバーと意思疎通ができているという安心感があり、効果を実感できた。

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使い方
2508562 0 社会 2021/11/10 09:47:00 2021/11/10 11:25:14 2021/11/10 11:25:14 「手上げ横断」の効果を検証する読売新聞記者【車のナンバーが見えないよう修正をお願いします】(岐阜市問屋町近くの横断歩道で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211108-OYT1I50042-T.jpg?type=thumbnail

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