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小3男児の絵に「一時2600万円」…高値売買の動きを急拡大させた「NFT」

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 パソコンなどで制作したデジタルデータのアート作品を、高値で売買する動きが急拡大している。「NFT」と呼ばれる技術の登場で、複製が容易なデジタルデータでも鑑定書付き絵画のように唯一の作品と証明できるようになったためだ。欧米では数十億円の値がつく作品もあり、世界の市場規模は今年1兆円を超えた。ブームは過熱する一方だが、ルールは未整備で、トラブルも懸念される。(葉久裕也)

2600万円

 「子どもの絵にこんな値段がつくなんて」。関東に住む女性(31)は驚きを隠さない。小学3年の長男(8)がiPadで描いた絵が、一つ100万円以上で取引されているからだ。

 女性は東京芸術大非常勤講師で、以前からNFTに関心があった。今年8月、「夏休みの自由研究」として長男に勧め、長男は、ゲームのゾンビをヒントに緑色のキリンを小さな点で表現したドット絵を描いた。「Zombie Zoo Keeper(ゾンビ動物園飼育員)」を名乗ってネット上のNFT取引所に出品したところ、1週間後に2000円で売れた。

 喜んでいると、作品はその日のうちに40万円で転売された。SNSなどで評判を呼び、これまでに約190作品に買い手がつき、取引の最高額は160万円。一時2600万円で売りに出された作品もあった。総取引額は4400万円に上り、転売ごとに一定額が入るため、利益は100万円を超えているという。

 長男は「どんどん描いていきたい」と意欲的。女性は反響の大きさに戸惑いながらも「貴重な経験と考え、子どものやる気を伸ばし、お金は将来のために使いたい」と話した。

美術館

 デジタルアートは複製が容易で、従来は価値がつきにくかった。しかし、NFTの登場で環境は一変した。

 インターネット上に複数あるNFT取引所に作品を申請すると、作品にひもづけられるトークン(しるし)が発行される。トークンは、改ざんが不可能で、保有者や取引の履歴も記録され、真作の証明になる。取引所での売買は、暗号資産で決済されるのが一般的だ。

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使い方
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