長編映画を10分程度に…「ファスト映画」無断投稿、全国初の判決で被告3人に有罪

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 長編映画を10分程度にまとめた「ファスト映画」を無断で動画投稿サイトに公開したとして、著作権法違反に問われた札幌市東区、無職の被告の男(25)に対し、仙台地裁(大川隆男裁判長)は16日、懲役2年、執行猶予4年、罰金200万円(求刑・懲役2年、罰金200万円)、ほかの2被告に懲役1年6月、執行猶予3年などの判決を言い渡した。ファスト映画を巡る事件では全国初の判決。

仙台地方裁判所
仙台地方裁判所

 判決によると、男らは昨年6~7月、自分たちで編集してナレーションを入れたファスト映画5本をユーチューブに投稿し、映画会社の著作権を侵害した。大川裁判長は「ファスト映画は、著作権者が正当な対価を収受する機会を失わせ、映画文化の発展を阻害しかねない」と非難した。

 これまでの公判によると、男らは昨年4月~今年4月、広告収入として約700万円を得ていた。映画会社から警告を受けると、別会社の作品を選んでファスト映画を作り続けた。検察側の論告によると、男らのファスト映画による被害総額は約3億円。

 判決を受け、映画や漫画などの海賊版対策を行う「コンテンツ海外流通促進機構」(CODA)の後藤健郎代表理事は「被告らに対し、民事訴訟による損害賠償請求も検討していく。今後もファスト映画の撲滅に向けて尽力する」と話した。

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